【DX化インタビュー】株式会社ONE COMPATH

電子チラシの配信サービス「ONE COMPATH」を提供する株式会社ONE COMPATH様にDX化のために導入したSaaSについてインタビューさせていただきました。

目次

インタビュー先情報

会社情報

インタビュー者:矢野様・川田様

矢野が業務改革推進部を担当しています。川田は総務と人事を担当しています。

当社は2019年の4月1日に、ONE COMPATHとして誕生をいたしました。もともとマピオンっていう会社と、凸版でシュシーというアプリのサービスを事業譲渡しました。

母体はMapionという会社でその中にメディア系の事業が吸収して新しくONE COMPATHとして誕生したというのが経緯でございます。

我々が目指している事業活動を通じて、我々暮らしに新しい文化を作ることが我々の大きなミッションです。

そのために会社として目指す姿をワンマイルイノベーションカンパニーと定義づけをしておりまして、ワンマイル身近な生活圏の大底に住む人たちの暮らしを良くするためのサービスを実際に行っているというところでございます。

我々の強みは、老若男女問わず生活圏内の方々に寄り添っているということです。サービスは、電子チラシの配信サービスを提供しています。

最近というウォーキングアプリも運営しております。歩くことによってポイントが貯まります。抽選で景品が当たったりとゲーム性のあるような金額程度も提供しています。

あとは、弊社のベースとなっている会社が運営していたマピオンもございます。

面白い機能がたくさんありまして、例えばひらがなで駅が出たりとか、現在地の高度が表示されたりと地図という起点から様々な面白い情報を提供しております。

Q.そういったサービスはC向けだと思うのですが、B向けにはそのアプリ等で溜まったお客さんの行動データをAPIに公開したりされているのですか?

難しい部分があるのですが、基本的に個人情報の利用範囲の中で、情報提供して使ってるようなイメージです。

例えばイベントを開催される企業様の中で総務が中心になってその中で会社のメンバーが競えるような機能などを提供したりしています。

また、全国の人と競うのもできますし、ONE COMPATHメンバーの中で順位付けも可能です。

なので、従業員の福祉・健康促進を考えている企業様が積極的に使っていただいております。健康とコミュニケーションをサポートするサービスとして使っていただくことが多いです。

さらに、部署の登録もできますので部署内の争いもできます。実際ONE COMPATHでも定期的にイベントを開催しております。

例えばダイエットをするときなど競えるが仲間が欲しいので、そういう機能があるのはいいなと思います。

導入事例

カオナビ

導入の背景としては、大きく2つございます。まず一つ目は会社設立から現時点に至るまでに社員が40~50人増えたことにあります。

例えば評価をするなどの人事制度が組織の規模が大きくなるにつれて難しくなってきたのでそれの合理化のために導入しました。

人事制度に関わるようなところの合理化をKAONABIを使って、生産性を上げていくといったところですね。

もう一点が、今後タレントマネジメントを進めていきたいと思っておりまして、現状その足元を見ると、人に関する情報というのは色々とございますが、それがいわゆる散在したところにやっぱり情報があるということも導入背景にあります。

それを人に関する情報の一つの基幹システムとしてKAONABIを利用させていただいて、そこで一元管理のスタートを切ったっていうことですね。

導入したのは2019年後半期から組織規模が大きくなってきて、合理化を図っていきたいっていうところと、これからタレントマネジメントというところを見据えながら、整備をしていくところを背景に導入をしました。

Slack

Slackはコミュニケーションツールとして活用しておりまして弊社でいうと2015年から全社導入してます。

今までメール等でやり取りしていたものを切り替えるために導入しました。もう一つは携帯端末でも使用できるのでとても効果的に使えるのでSlackを選びました。

Q.コミュニケーションツールで、例えばチャットワークなどもございますがSlackにされた理由は、例えば何か自社で開発とかもされるからですか。

そうですね。おそらく当時の選択条件がいくつかあったと思うのですが、やはり総合的に使いやすいという部分であったり、あとチャンネルが比較的簡単に作れますので、そういったことが選択要素の一つです。

Q.そのSlackは何かと連携されてお使いになられていのんですか。例えば、そのタスク管理ツールなどは使用されているのですか。

部分的に接続してる部分はあったりはするのですが、何か閉鎖的には今のところはしていないです。

Slackに関しましては弊社の社長早も頻繁に配信したりしていて盛り上がったりしております。

あとはフリートークって言われるもの、いわゆる皆さん様々な情報を発信したりして部署をまたいだ横連携っていうのがすごくうまくできています。

Backlog

Backlogの導入背景はプロジェクト管理という意味では一番使い勝手がいいと思ったからです。1種類だけでなく、サービスごとに違うツールを使いわけたりしております。

Q.例えばどういったようなものを使われているのですか。

Redmineなどその業務のサービスの特性に応じて使いわけております。

プロジェクといわれる期間限定のいわゆるツールとして使ってるっていうところが一番大きいです。

また、勤怠管理や総務・経理・業務あたりがノートに定規で線引いてといったようなアナログなやり方と管理をしている部分が結構あるので、そういったものを一元化できればいいなと思います。

それこそ勤怠管理とレジとシフトと全部を連動できるようなシステムはたくさんあるので、それをうまく利用して、勤怠をきちんとと把握できるようなものが理想です。

Q.今後導入を考えているSaaSはありますか?

総務経理もクラウド化でできるようなシステムを今年4月ぐらいから導入したいと思っています。ずっとリサーチといいますか色々な会社さんにヒアリングとかしている段階です。

Q.具体的にどういったツールをご検討されていますか?

勘定奉行クラウドや、レジだとだと常務化などもあるのでそういった勤怠管理システムです。あと、仕入れに関しても一元化できるものはしたいです。

現在発注はFAXで行っており、業者さん一人一人が何十件もいるので今後一元化して総管理みたいにできるシステムを導入できたらと考えています。

Q.このような機能があればいいなと思うものはありますか?

結構たくさんありますが、結局G Suiteのスプレッドと併用して使ってる部分が多いです。なので色々なファイルがあればなとは思います。

例えば売り上げの管理や在庫あり・なしとかなどは全部スプレッドで共有してるのですが、LINEWORKSとかであれば既にグループができているので、そこで共有がができればいいなと思います。

さらにExcelとかWordなどのドキュメントを同時に編集・共有できるみたいなのがあればいいんなと思います。

共有はできますが、結局そこがオンラインで編集となるとまた再度つけ直しになるので、売上などの数字を入れられる何かとリンクができたらいいですね。

おそらくそういったシステムは、ボット機能とかであるようですが、まだそこを導入するには少しハードルが高いかなという印象です。

Q.それは、開発が難しいからでしょうか?

はい、そうですね。あとは、ある機能と一長一短みたいなところがあると、かえって一部しか使えないといったような機能は機能に振り回されている感じがあります。

Q.今後は新しい開発を導入するというよりかは、そのLINE WORKSを活かして連携させていきたいとお考えでしょうか?

そうですね。あまり色々増やすと、現場はデスクにいる時間がない人たちなので、どうしても業務外の時間や業務の合間に見ることになります。

ガッツリ腰を据えてパソコンに向かうことをあまりしない業種なので。そうなると、できればデバイスはスマホのLINE WORKSがいいなとは思います。

もし新しいものを導入したい場合はその場所に開発とかを任されるって感じです。

そういうよりかは、そういった機能がLINE WORKSでできるようになれば利用してみたいです。おそらくですが、LINE WORKSで導入されるのは遅いと思います。

他社さんだと、LINE WORKSと何かを連携したりしています。LINE WORKSと連携できるようなシステムが一番理想です。なるべくシンプルで取扱簡単であることが理想ですね。

Q.効率化させたいものはありますか?

今年DX元年にしたいぐらいな感じのことを進めているのですが、勤怠管理や総務・経理・業務あたりがノートに定規で線引いてといったようなアナログなやり方と管理をしている部分が結構あります。

なのでそういったものを一元化できればいいなと思います。

それこそ勤怠管理とレジとシフトと全部を連動できるようなシステムはたくさんあるので、それをうまく利用して、勤怠をきちんとと把握できるようなものが理想です。

既にデータ化ですとか、情報といったものを何社か調べているところです。

総務経理もクラウド化でできるようなシステムを今年4月ぐらいから導入したいと思っています。

Q.具体的にどういったツールをご検討されていますか?

勘定奉行クラウドや、レジだとだと常務化などもあるのでそういった勤怠管理システムです。

あと、仕入れに関しても一元化できるものはしたいです。現在発注はFAXで行っており、業者さん一人一人が何十件もいるので今後一元化して総管理みたいにできるシステムを導入できたらと考えています。

お話を聞いたりっていうのを同時進行で何社にもしています。

Q.御社のDX化への取り組みであったり展望はありますか?

本当に全部やりたいなというのが正直な気持ちです。弊社は最初から13店舗を運営していたのではなく少しずつ店舗が増えて大きくなっていきました。

1軒のお店を運営している延長で×13っていう感覚でやってしまっているので、どうしても管理等が昔ながらのやり方でしている部分があります。

ただ、これから働き方改革もそうですが、お互い信頼関係を築くためにはまず管理体制を皆さんが安心できるような基盤を整えるために、システムを使ってミスを防いで誤解をなくし、お互いクリアにいただけるような整備をすることが目標です。

機能に振り回されることのないシンプルなSaaSで効率化

どんなに万能なSaaSでも使いこなせれるものでないと意味がないです。職種、職場の課題、社員メンバーの個々のITスキルに合ったSaaSを選ぶ必要があります。

例えば、今回インタビューをさせていただいた民権株式会社では、LINE WORKSを採用しているそうです。

社員があまりガジェットに詳しくないという点と、パソコンを利用する機会が少ない点、そして多くの社員がLINEをもともとプライベートで利用している点を踏まえてLINE WORKSを採用することを決めたとおっしゃっていました。

また、採用するとなっても段階的に導入することをお勧めします。小谷様にLINE WORKSの導入について伺った。まずは管理職50人程でやってみることにしたそうです。

すると、通常のラインと似ているため親和性が高く皆さん抵抗なく使えていたので全社員にも導入したとおっしゃっていました。

現在、御社ではSaaSをより効率良く活用するために一元化できる方法を模索している段階だそうです。みなさんも一元化を図ってみてはいかがでしょうか?

この記事に登場したSaaS

G Suite

Google社が提供するビジネス向けのサービス。チームで円滑な作業を進めるためのアプリケーション。Google Workspaceの旧称。利用するサービスによって価格が変わる。セキュリティや管理機能などがある。

Google Meet

Googleが開発したアプリケーション。高品質のビデオ会議を誰でも無料で利用できるのが最大のメリットである。画面共有の機能や最大250人参加できるなどとても万能なアプリケーション。

LINE WORKS

メッセージアプリケーションLINEのビジネス版。業務コミュニケーションのためのツール。通常のLINEとは違い有料ではあるが、ビジネス用ということもありセキュリティが高く安心して利用可能。

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