BubbleとAdalo徹底比較!おすすめノーコードツール

最近注目を集めているノーコードツール。Webサービスや、業務効率化ツールなどをコーディングなしで、簡単に作れるツールとして注目を集めています。

日本でも多くのメディアに取り上げられ、ビジネスの現場にもノーコードツールが使用されることも増えてきました。

そんなノーコードツールの中で、今回は代表的なbubbleとAdaloの違いについて徹底的に比較していきます!

目次

そもそもノーコードツールとは?

ノーコードツールとは、コーディングを必要とせず、ドラック&ドロップで誰でも簡単にシステム開発ができるプラットフォームです。

開発のイメージとしては、UI・UXをパワーポイントのように作ることができ、データベースは開発環境を構築する必要が無く、それぞれのツールで完結することができます。

また、開発環境がすべてWeb上で完結できることもノーコードの強さです。コーディングが必要ないため、エンジニアでなくても開発することができ、次なるシステム開発のツールとして大注目のツールです。

bubbleとAdaloの特徴

bubble

bubbleの特徴は、その汎用性です。数多くあるノーコードツールの中でも、bubbleは最も利用者数が多く、自由度が高いツールとして有名です。

bubbleは業務効率化システム構築の際に必須となる「外部連携サービス」や、「複雑な機能構築」ができる点が最大の魅力です。

UIもレスポンシブ対応で実装が可能です。しかし、逆に自由度が高いため、UIは完全に自分で作る必要があります。そのため、デザインに強い人がチームに一人必要になる印象が強いです。

最近では、テンプレートやデザインツールであるFigmaからインポートすることができ、デザイン面の心配も解消されつつあります。

逆に、今までデザインしかできなかった人が使えるようになるとかなり強い印象で、デザイン担当の人が簡単なページ推移や、データの取り出しなどができるようになっています。

bubbleは自由度が高いため、エンジニアの方がノーコードを使うのであれば、bubbleが一番ストレスなく使うことができ、構築も簡単にできると思います。

他のノーコードツールではまだまだ実装できないことが多く存在していたりしますが、bubbleはAPI連携や自分でプラグインを作ったりなど、かなり多様なことができます。

ぜひ試しに使用してみてください。簡単な業務システムならば、bubbleでも実装が可能で、今までの倍以上のスピードで開発が完了するはずです。

基本的にbubbleは業務システム構築や、MVP開発に強い印象で、Web上で完結するサービスを作るには向いていると言えます。

Adalo

Adaloの特徴はなんといってもUIのきれいさと、スマホアプリにすることができることです。先ほどご紹介したbubbleでは、スマホのアプリにするにはかなり複雑な工程を踏まなければ厳しいものがあります。(※できないことはありません。)

しかし、Adaloはスマホアプリ製作に特化しているサービスで、Adaloで構築したサービスをそのままスマホアプリにすることができます。

また、UIがとてもきれいで、誰が作ってもきれいなUIでアプリケーションを作ることが可能です。デザインセンスがない私でも、かなりきれいに仕上げることができるほどです。ある意味デザインセンスがない人にとてもおすすめのツールと言えます。

決済機能もプラグインであり、サービス内で決済を導入したい場合はすぐに決済機能を追加することが可能です。

Adaloに向いている開発は、スマホアプリ開発とLP製作です。スマホアプリは言うまでもありませんが、LP製作はUIがきれいなので活用するのが良いかと思います。

ただ、Adaloはレスポンシブに弱く最初にスマホサイズかPCサイズの選択をすることになります。ですので、基本的にスマホの開発をするときに使用するのがいいかなと思います。

導入事例

bubble

bubbleは、かなり多くの方が使っていて導入実績が多いです。

SPOTTOは、日本初の買収案件でノーコードブームを巻き起こした存在と言ってもいいかもしれません。SPOTTOは、「リモートで就活」を掲げ、新卒採用における応募から面接までの全ての工程をWEB上で完結できるサービスです。

開発者は、ノーコード界で有名なノーコード博士さんです。連続起業家として数々の事業の売却を成功させています。製作期間はなんと1か月だそうで、ノーコードの凄さに驚かされます。

海外では、日本よりも数多くのM&Aがされているようで、今後日本にもその流れが来るかもしれません。

Adalo

Adaloの導入事例としては、「SmartDish」をご紹介します。(ホームページ:https://www.smartdish.jp/

『SmartDish(スマートディッシュ)』は、外食における注文から提供までの待ち時間がなくなるモバイルオーダーアプリです。コロナの影響により、飲食業界が大きなダメージを受けている現状を打破するサービスとして注目されています。

アプリケーションとしてリリースされており、食事の予約から決済までをアプリ上で完結でき、待ち時間なしで食事ができ、とても快適になるサービスです。

こちらも、わずか2ヶ月で検証&リリースという圧倒的なスピードで開発をしています。ノーコードツールがいかに高速で開発が行えるかが分かりますね。

bubbleとAdalo料金比較

bubble

bubbleの料金プランは、
Hobby【無料】
Personal【月額29ドル→(年間)月額25ドル】
Professional【月額129ドル→(年間)月額115ドル】
Production【月額475ドル→(年間)月額529ドル】
です。

Hobbyは、無料プランで使えるものです。無料ですが、できることは多く、開発からリリースまで全て無料で行うことができ、サーバーや、ドメインなども必要ありません。

しかし、独自ドメイン設定などは有料プランとなりますので注意が必要です。最初は無料プランを試すことをお勧めします。

Personalは、Hobbyプランからかなり高機能に変わります。リリースをする際のドメイン変更などはPersonalプランからとなります。

開発が完了し、リリースしようと思った際はPersonalプランにアップデートし、リリースを行うのが良いと思います。

Professionalは、チーム開発をする際に使用します。複数人での開発を行う際は検討してみるといいかもしれません。

一つのアカウントで同時作業をすることも可能ですが、誰がどこをいじっているのかわからず得策ではないと思います。

Productionは、完全に企業向けのプランで、全ての機能が使用できます。ファイルストレージも50GBsとかなり変わることが想像できます。

その他、各プランどのような機能を使えるか表にまとめました。

HobbyPersonalProfessionalProduction
独自ドメイン&SSL
サーバー容量通常通常3倍10倍
サーバー容量追加機能7ユニットまで30ユニットまで
ワークフローのスケジューリング月ごと日ごと日ごと
CSVファイルの受け渡し
パスワードの保護機能開発環境のみ開発環境&実行環境開発環境&実行環境開発環境&実行環境
同時開発可能数(プロジェクト数)11210
同時開発可能人数(editorで同時開発できる人数)11215
2段階認証
データバックアップ&復元12時間7日間35日間365日間
ログ履歴1時間24時間14日間14日間
リアルタイムアナリティクス
メイン+サブデータベース
ファイルストレージ2GBs10GBs20GBs50GBs
サポートコミュニティメールメールメール
月額無料$29/$25※$129/$115※$529/$475※

※年間料金を一括でお支払いした時の料金です。

bubbleのプランは、個人で使う分にはそこまで高くない印象ですが、1つのプロジェクトごとに料金が発生するので意外と高いという見方もできます。

サーバー代だけでの料金になるので、通常の開発よりもプランによっては高いかもしれません。企業プランになると料金は高いですが、それだけ開発を迅速に進めることができます。それぞれに合ったプランを選択しましょう。

Adalo

Adaloの料金プランは、
Explore Plan【無料】
Pro Plan【$50/月】
Business Plan【200$/月】

です。

Explore Planは、無料で使えるプランです。開発はもちろんリリースまですることができます。

しかし、こちらもリリースは有料プランからとなるため、注意が必要です。また、Web上での公開はできますが、こちらはAdaloのドメインで、さらにAdaloで作ったというAdaloのロゴが入ってしまうようです。

Pro Planは、ネイティブアプリとしてApp Store 及び Google Play での公開が可能となり、ドメインのカスタムも可能になります。

Business Planは、データ容量が大幅に上がり、かつ共同開発が可能になります。

詳しくは各プランごと、表にまとめましたので以下をご覧ください。

Explore PlanPro PlanBusiness Plan
アプリ作成可能数無制限無制限無制限
独自ドメイン✕、Adaloのロゴマーク付き
データ容量50レコードまで5GBまで20GBまで
ネイティブアプリとして公開
共同開発1人まで5人まで
サポート
料金無料$50/月$200/月

Adaloの料金は比較的コストパフォーマンスが高い印象があります。bubbleはビジネスプランに以降するだけ高額でしたが、Adaloはまだ手が出せる範囲内かもしれません。

また、Adaloは料金が安いからか、データベースの容量が小さいことが目立ちます。

かなり大きいデータを格納していくには適していないのかもしれません。

Adaloで開発を行う際は、データベースとしてAirtableなどの外部データベースで構築することを強くお勧めします。

まとめ

bubbleとAdaloの料金は、一番安い料金だとbubbleの方が安いことが分かります。大規模なシステムを作る際は、bubbleの方が得策かもしれません。

ただ、Adaloも外部にデータベースを持つことで、データベースについての問題は解消されますし、逆にbubbleも外部にデータベースを持つことも可能です。

bubbleは自由度が高く便利だが、開発力が必要になります(特にデザインなど)。

Adaloは、自由度はbubbleには劣りますが、ネイティブ化が簡単という点に関してとても便利ですし、デザインもだれが開発してもきれいに作ることができるのは魅力的です。

大規模になると、Airtableは$200とそこまで高くない印象ですが、bubbleは$529とかなり高額な印象です。ただ、それぞれに良さがありますので一長一短です。

まずは、それぞれ無料プランで使用してみて、実際にどちらが使いやすいのかを確かめることと、用途に合わせた使い方をお勧めします。

最後に良い口コミ、悪い口コミを掲載いたしますので、ご参考にしてください

良い口コミ

Bubble

Bubbleは私に正当なプラットフォームとビジネスを与えてくれました。私は、カスタム開発者にかかる時間の1/4の時間で売れるようなMVPや製品を実際に現実の世界で生み出してきました。
このソフトウェアのおかげで、複数のビジネスオーナーの数千ドルを合法的に節約することができました。私は、カスタムコードに何千もの無駄なコストをかけることなく、市場でテストできる実際のデータを通過させたアプリを提供することができます。

Bubbleのようなツールを持つことは本当に素晴らしいことです。Bubble を使用できなかったことは数回しかありませんが、ほとんどの場合、私は実際のプロトタイピングには Bubble を使用しています。Bubble 自身のサポートはありませんが、フォーラムがあり、問題の答えが見つかる可能性が高いです。フォーラムの検索機能はあまり良くないので、Googleで検索するのがベストだと思います。UIは素晴らしいものではありませんが、Moqupなどのワイヤーフレームツールに慣れていれば、すぐに使いこなせるでしょう。

バブルのおかげで、私はプロダクトマネージャーとして、開発者を必要とせずに、実際のユーザーと一緒にテストできるソリューションをプロトタイプ化することができます。これにより、高額な開発費がかかる前に、早い段階でフィードバックを得ることができます。学習曲線は険しいですが、バブルの使い方のコツをつかめば、ほとんどのものをプロトタイプ化することができます。私たちは、メインアプリに接続できる新しい機能のアイデアを作成することができます。既存のアプリのユーザーは、簡単にプロトタイプにログインして新機能を使い始めることができます。彼らはすぐにフィードバックを提供することができます。

Adalo

これを使って週一回のミーティングを行っていますが、以前使っていた道具よりもはるかに良いです。
このアプリは、優れた技術力を持たない人でも、組織のニーズに特化したアプリを構築することが可能になります。

驚くほど使いやすい。噂によると、彼らの顧客サービスは非常に良いそうです。 私は彼らと少ししか交流しませんでしたが、それは肯定的な経験でした。
Adaloは、基本的に見た目が悪いアプリを作ることができないような方法でアプリデザインを進めていきます。私のプロジェクトをサポートするだけの機能やカスタマイズ性がなかったので、他のプラットフォームを使うことになりましたが、コンポーネントデザインの要素をすべて持っていってくれたので、Adaloを使ってよかったと思っています。

悪い口コミ

Bubble

レスポンシブ設定は、それらがどのように動作するかを正確に学んだ後でさえ、まだ最適化されていないと感じており、時折、一部の人のためにサイトを構築するのを妨げることがあります。もしそれが解決されたら、私はバブルでできることをすべて構築するでしょう。

待ち時間。バブルを使ってアプリを作ると、市場に出回っている他のソリューション(本物のプログラマーを使って作る)の方が速いことがわかります。

Adalo

このようなビルダーツールは、コードがわからなくてもツールを作ることの複雑さを紹介してくれます。オープンなままでは、できることは限られています。

Adaloの機能は他のノーコードツールに比べて非常に限られています。彼らはマーケットプレイスを立ち上げたばかりなので、それは時間が経てば変わるでしょうが、私たちのプロジェクトをサポートすることができなかったので、別のプラットフォームに移行しなければなりませんでした。

ゼロワンメディアロゴ

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